月の友のドクターDの健康コラム 14
2015.11.24
あなたの腸年齢をチェックしてみましょう
腸内細菌の研究者で理化学研究所の研究員、
辨野 義己(べんの よしみ)先生の
著書を二冊まとめて読みました。
『大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌』(幻冬舎新書)
『腸をダマせば身体はよくなる 』(SB新書)
本の中にも出てくるのですが、辨野先生は
大学院生時代に理化学研究所で光岡知足先生に出会い、
「ヒトの大腸がん発症に関与する腸内細菌の探索研究」
をテーマに与えられ、
健康と腸内細菌の研究を始められたとのことです。
辨野先生が作られた有名な腸年齢チェッカーが
この本に載っていましたので転載させていただきます。
まず以下の質問の内いくつあてはまるか、チェックしてみましょう。
【その1:生活習慣編】
トイレの時間は決まっていない
タバコをよく吸う
肌荒れや吹き出物が悩みのたね
運動不足が気になる
オナラが臭い、臭いと言われる
顔色が悪く、老けて見える
ストレスをいつも感じる
寝つきが悪く、寝不足
【その2:食事編】
朝食は食べないことが多い
朝食はいつも忙しい
食事の時間は気にしていない
外食は週4回以上
野菜不足だと感じる
肉が大好き
牛乳や乳製品が苦手だ
いつもアルコールを多飲する
【その3:トイレ編】
息まないと便が出ないことが多い
排便後も便が残っている気がする
便が硬くて出にくい
コロコロした便が出る
ときどき便がゆるくなる
便の色が黒っぽい
出た便が便器の底に沈みがち
便が臭い、臭いと言われる
さて、結果はどうでしたでしょうか。
3個以下
腸年齢=実年齢
理想的な腸年齢です。今の生活を続けてください。
ただし、油断は禁物。腸内環境は、ちょっとしたストレスにも影響されます。
4~9個
腸年齢=実年齢+10歳
まずまずの腸年齢です。
これ以上高くならないよう、腸内環境の改善を心がけてください。
10~14個
腸年齢=実年齢+20歳
老化が進行し、腸内環境に危険信号が出ています。
今すぐ腸内環境の改善を実行してください。
15個以上
腸年齢=実年齢+30歳
腸内環境は、すでに高齢者です。
腸内環境の改善に努めないと、がんや生活習慣病などの病気にかかる危険性があります。
それぞれの質問がそのまま快腸のためのアドバイスになっていますね。
例えばトイレの時間が決まっていないのは、
腸内細菌バランスが悪いのか、
排便に大切なリラックスが足りないのか、
朝の規則正しい排便のための朝食をとっていないのか、
便の重要な成分である食物繊維が不足しているのか、・・・
色々と改善点はありそうです。
この腸年齢チェックを期間をおいて行い、
毎回1つずつでもチェック項目を減らすべく生活改善に努めれば
きっと健康レベルが上がること間違いなしです。
ぜひぜひ実践してみてください。